「ああ、美しい。今が私の絶頂みたい」
杳子は赤い光の中へ目を凝らした。彼はそばに行って右腕で杳子を包んで、杳子にならって表の景色を見つめた。家々の間にひとすじに遠ざかる細い道のむこうで、赤みを増した秋の陽が痩せ細った樹の上へ沈もうとしているところだった。地に立つものすべて半面を赤く炙られて、濃い陰を同じ方向にねっとりと流して、自然らしさと怪奇さの境目に立って静まり返っていた。
「ああ、美しい。今があたしの頂点みたい」
(古井由吉 杳子)
古井由吉の杳子を再読しました
といっても、気になるページをぱらぱらと読んだだけなのですが…
今集中力がなくて全編を読めないのです…
やっぱり、最後のこの辺りが印象的だなあと思うのです
杳子の名前の中に持つ意味
(杳は暗くてよくわからないなどの意味を持ちます)
に回帰しているんじゃないかな、と思いました
カメラを始めて、読書を読んで終わりだけのものじゃなくなったのが楽しいです
この文章の良さをどう表現して写真に写したら伝わるだろう
と考えるとわくわくします
二重に読書が楽しくなりました
君と季節を超えられる喜び
本当は本物の落ち葉でやっても良かったんですが
まだ色付いてないだろうなあと思い…
この着ている服
forever21で買ったんですが、これがお気に入りで何か写真に残さないだろうかと撮りました
メイクもしてはいますがいつものナチュラルメイクです
作りこんだ世界観も好きですが、ナチュラルな自分らしさも出せるといいなと思います
そばかすも消しませんでした
ただ、口紅下地が切れてしまってTHREEのグロスだけ塗ってるので、やや血色悪いです
しかも、下地廃盤になってた…
明日とりあえずドラッグストア行って色々と見てみます